針なしステープラー「ハリナックス」

2018年12月12日公開 / 2019年02月01日更新

ちまたでは、ペーパレス化という言葉を耳にする機会が増えたが、まだまだ紙の書類の出番は多い。煩雑になりがちな日々の書類整理。そこに一石を投じるのが、コクヨ株式会社のステープラー「ハリナックス」だ。

圧着してとじるタイプの「ハリナックスプレス」©コクヨ(株)

その製品名からも察しがつくとおり、ステープラーにもかかわらず、なんと金属針いらず。それがハリナックスの特徴だ。紙を圧着、もしくは折り込むことで書類をまとめることができる。
圧着してとじる「プレスロック式」は2016年度のグッドデザイン賞にも輝いた。

「大事な書類にも傷がつかない!」と当編集部でも好評だ。©コクヨ(株)

プレスロック式の最大の魅力は、書類に穴があかないこと。

実際に使ってみると、とじ部の見栄えがとても良い。クライアントに渡す提案書などにもぴったりだろう。
また、従来の金属針のようにとじ部が厚くならず、書類を重ねてもかさばることがない。書類の部数が多くなる会議の場でも活躍するはずだ。

さらにこのとじ部、実はペンのキャップなどでこすると、簡単に書類を取り外すことができる。
そのため、たとえば、社内アンケートで記入例と記入シートをひとまとめにして配り、後から記入シートだけを集めるようなことがハリナックスならすぐに実現できる。

ただし注意したいのは、プレスロック式の最大とじ枚数が約5枚(2018年12月時点)であること。
それ以上の枚数をとじたい、ファイリングのためにとじ穴が必要、という場合は、折り込んでとじるタイプを選ぼう。

折り込んでとじるタイプの「ハリナックスハンディ」こちらは10枚までとじられる。©コクヨ(株)

ハリナックスなら、従来のステープラーのように、金属針のストックをいちいち気にする必要はないし、怪我をするおそれもない。大量の金属針がカットできるから、エコロジーかつエコノミーでもある。

また、不要な書類を廃棄するさいに、紙と金属を分別する手間が省ける点も見逃せない。そのままシュレッダーにかけられるため、社内業務の効率化にも一役買ってくれるはずだ。

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